富国生命保険相互会社

富国生命保険相互会社

人事部厚生グループ

職員の健康増進は人材育成であるという考え方のもと、会社を挙げて健康保持・増進の取組みを進めている、富国生命保険相互会社。全国1万2千人以上の従業員の健康を担う、人事部厚生グループのご担当者様に大企業ならではの取り組みや課題についてお聞きしました。

Q1

まずは、事業内容と理念を教えてください。

まずは、事業内容と理念を教えてください。

事業内容は生命保険業です。
経営理念は3つあります。
①ご契約者の利益を守る「ご契約者の利益擁護」
②保健事業を通じてだけでなく時代と社会が必要としている富国生命ならではの貢献を創造的に追及する「社会への貢献」
③働きがいのある仕事と自己実現の場を提供していく「働く職員の自己実現」
相互会社形態を創業以来貫く日本で唯一の生命保険会社として、次代の相互扶助「THE MUTUAL」を追求した相互会社経営を実践しています。

Q2

所属している人事部 厚生グループの概要と主な業務を教えてください。

人事部厚生グループは、主に健康経営をはじめとし、社会保険、代用社宅等の業務を行っています。健康経営は3名が主に担当しており、セミナーやイベント関係の企画運営を担っています。

Q3

健康経営の取り組みとしてセミナーやeラーニングにて「女性特有の健康課題」に着目したきっかけを教えてください。

健康経営の取り組みとしてセミナーやeラーニングにて「女性特有の健康課題」に着目したきっかけを教えてください。

当社従業員の約8割が女性であり、生理痛やPMSといった月経に伴う女性特有の体調不良による欠勤や生産性の低下での労働損失が課題の一つです。
また、女性管理職比率が低く、大多数の管理職が男性です。男性管理職者に「女性の健康課題」を理解したうえで、管理運営を行っていただくことで、女性が働きやすい環境づくりになると考えています。環境が整えば、女性の仕事の生産性や効率も上がり、「この会社だったら管理職になりたい」と思う女性が増えていけば、女性活躍推進にもつながります。
営業職のメンバーは、商材のご提案時にも活用できる正しい知識の習得ができるため、女性の健康課題について着目をしています。

Q4

「女性特有の健康課題」に対して具体的な取り組みを教えてください。

女性特有の健康課題の取組として、人間ドックに女性向けの簡易コースを用意し、一部費用を補助しています。
また、女性の健康課題をテーマとしたセミナーを毎年開催しています。昨年からeラーニングにも「女性の健康課題」を導入し、1年間を通して月経やPMS、更年期といった女性特有の症状の動画を視聴し、テストを実施しています。実施率は任意にも関わらず6割を超えました。今後も同テーマを継続して実施し、より定着させていきたいです。

また、オンラインピルの処方サービスも紹介しています。隙間時間に予約してオンライン診療ができるので、ぜひ活用してほしいです。

さらに、健康経営の取り組みで毎年実施しているウォーキングキャンペーンは、参加者が年々右肩上がり伸びています。正しい歩き方を意識しながら参加できるように開催時にはウォーキング教室も実施しています。4~5人のチーム戦なので、社内コミュニケーションも増えています。その他に、食生活や睡眠などのセミナーも実施しています。

Q5

上記のような取り組みを導入されて、実際に社員様から反応はありましたか?

上記のような取り組みを導入されて、実際に社員様から反応はありましたか?

セミナーやeラーニング実施後には、「健診に行きました」「かかりつけ医を見つけられました」などのポジティブな反応をいただいており、行動変容に繋がっていることがうれしく思っています。
全国に拠点があるので全体周知が難しいことは多大と感じています。各拠点の衛生委員会を通して、本社だけでなく全国に普及できるように心がけてはいるものの、本社だけでやっているイメージや地方の反応の低さに課題を感じています。また、新サービスを紹介にも周知に時間がかかったり、自己負担が発生するサービスは利用率が低かったりします。

Q6

男女ともに従業員がいる中で、女性特有の症状や疾患についての施策を会社に導入する際の障壁や課題があれば教えてください。

「女性の問題は女性で学ぶもの」のような意見がちらほらあります。更年期をテーマにしたセミナーの際に男性たちから「男性が参加すると、女性が嫌なんじゃないか。」と遠慮されてしまいました。女性としては、自分のプライベートな詳細は知られたくないけれど、女性の健康課題の概論は知識として持っておいてほしいというところだと思っています。個人的な悩みではなく社会課題であるという認識で、セミナーやイベントへ積極的に男性にも参加してほしいです。その認識を変えていくところから教育していくことが必要であると感じています。

Q7

HUGYOUプロジェクトにご賛同いただいたお気持ち、想いをぜひお聞かせください。

同じ課題解決を目的とした集団に属することで、課題解決のヒントになればよいと思っています。おそらく、どの企業にも無関心層がいて、同じようなところでつまずいてしまうと思うので、一緒に解決を目指せたり、他社状況の共有などができたり、効率よく解決に向かえるのではないかと思っています。

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