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子宮頸がんは子宮の出口(子宮頸部)にできるがんで、初期にはほとんど症状がありません。近年子宮頸がんにかかる人は増加しており、特に20代から30代では顕著に増加しています。
ちょうど出産を迎える時期と重なることから子宮頸がんは別名「マザーキラー」と呼ばれています。※1子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸部に感染し、性交経験のある女性の80%は知らない間に感染しています。※2 HPVはありふれたウイルスで、男性にも感染します。子宮頸がん以外に外陰がん、腟がん、咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどの原因にもなることが知られています。
※1 厚労省、国立がんセンターを元に作成。 ※2 NPO法人VPDを元に作成。
女性は40代までに3人に1人が子宮筋腫、10人に1人が子宮内膜症を発症するといわれています。
特に、月経が重たい人は、その約40.8%に子宮内膜症や、子宮筋腫といった原因疾患が潜在しているといわれています。※3 月経痛には疾患が潜んでいるかもしれないのに、病院に行く人はわずか5%です。(ファムメディコ調べ) 月経痛は、早期発見の重要なサイン。痛みを我慢したり、市販の痛み止めでしのぐ前に一度検査してみましょう。
◆ 子宮内膜症とは子宮の内側の内膜組織またはそれに似た組織が本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し、発育する病気。月経の周期に合わせてこの組織も増殖や剥離を繰り返します。 ◆ 子宮筋腫とは子宮の筋層にできる良性の腫瘍
※3 厚生労働省を元に作成。
戦前には一生の月経回数は約50回~100回程度でした。
晩婚化や出産回数の減少といったライフスタイルの変化により、現代女性の生涯月経回数は約450回にまで増加したといわれています。※4その結果、乳がんや子宮体がん、子宮内膜症、卵巣がんといった女性ホルモンと関係がある病気のリスクが高くなっています。
※4 HUMAN+を元に作成。
年代別に推奨される検査は異なります。 自身の年代に合わせた検査項目を選んでいきましょう。
検査時間 約2分
「細胞診」と「HPV検査」で調べることができます。 どちらも子宮頸部(子宮の入り口)を、ブラシのついた専用の器具で擦り、検体を取る検査です。「HPV検査」では原因となるウイルスの有無を、「細胞診」では細胞を見ることで前がん病変やがん細胞の有無を調べることができます。 基本的には痛みを感じません。 企業補助があることが多いので、健康診断などでオプションとしてつけましょう。
婦人科や人間ドック等で受診できます。
検査時間 3~5分
超音波を腟の中からあてて、はね返ってくる反射波を画像化して、子宮や卵巣の状態を調べる検査です。 この検査では、子宮筋腫、子宮内膜症、チョコレート嚢胞、卵巣嚢腫、子宮内膜ポリープなどを診断することができます。自覚症状のない子宮や卵巣の小さな異常も鮮明に見ることができます。 基本的には痛みを感じません。 この検査は認知度が低く、自治体の検査項目には含まれていないため、婦人科のクリニックや人間ドックで受ける必要があります。
子宮頸がんの検査で、他の子宮疾患が分かると誤認している人が40%いました。 (ファムメディコ調べ) 子宮頸がん検査では子宮筋腫や子宮内膜症はわかりません。 また、経腟超音波(エコー)検査では前がん病変やHPVの感染はわかりません。 子宮や卵巣の病気を正確に見つけるためにも、両方の検査を理解していきましょう。
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